損益計算書

損益計算書(P/L)の基礎を分かりやすく解説!

損益計算書ってなに?

けいちゃん
けいちゃん
先生!損益計算書ってなに?
おうる先生
おうる先生
損益計算書というのは、一定期間の利益を表す経営の成績表のことだよ!
けいちゃん
けいちゃん
さっぱりわかりません!
おうる先生
おうる先生
じゃあ具体的に図で見てみようか!

そもそも利益とは?

損益計算書は、端的に言うとこの式を表にしたものです

つまり損益計算書は、

① どれだけの収益を稼ぎ
② どんな費用を使い
③ その結果、利益はどうだったか

を明らかにしてくれます

たとえば、

① 商品を2,000円で販売(収益)
② 商品を500円で仕入れ、人件費200円を使って販売(費用)
③ 2,000円-(500円+200円)=1,300円の儲け(利益)

ということです

損益計算書の仕組み

損益計算書とは、収益と費用を比べて利益(または損失)を出している表です

基本的な形に落とし込むと上の図のとおりになります

損益計算書の5つの利益

損益計算書は5つの利益に分解することで、会社の経営状況が分かります

図のとおり、左から右に行くにつれ様々な費用が引かれ、利益が小さくなっていきます

では簡単に5つの利益について解説していきます

① 売上総利益(粗利)…製品力の高さを表す
② 営業利益…本業での儲け
③ 経常利益…財務力を考慮した会社の「実力」
④ 税引前当期純利益…税金を引く前の利益
⑤ 当期純利益…当期の最終的な儲け

売上総利益

売上総利益(粗利)は売上から売上原価を引くことで表される利益です

この利益は製品力の高さ、競争力の源泉を表すと言われています

また、粗利は一番業種の特徴が反映される利益です

例えば八百屋ならリンゴを500円で仕入れ、3,000円で販売すれば2,500円の粗利になります

一方美容院は、仕入といえばあってもシャンプーくらいです。シャンプーを100円で仕入れ、3,000円でシャンプー・カットを行えば2,900円の粗利です

営業利益

売上総利益から販管費及び一般管理費(以下、販管費)を引いて算出されます

販管費とは、お店の家賃や、従業員への給与、CMなどの広告宣伝費などがあります

つまり販管費は、売上総利益を獲得するためにどれだけ企業が努力したかを知ることが出来る指標です

販管費の使い方を見ると、「広告をバンバン出してPRしている」「従業員への福利厚生を充実させてサービスの質を高める」などの企業の経営戦略が分かります

経常利益

本業で獲得した利益に加え、本業以外で獲得した収益と費用を加算して算出されます

会社は、資金に余裕が出てくると、それを活用しより大きな収益を生み出そうと投資をしたり、不足したら銀行から借り入れを行い、資金繰りをします

経常利益は、会社の実力が一番反映されるといわれており、一般的な財務分析において最も重要視される利益です

税引前当期純利益

1期間に発生したすべての事象を加味して算出された利益です。特別損益のように、偶発的に発生した事象から発生した損益も含まれます

税引前当期純利益に、税金コストを加味した「当期純利益」を加え、損益計算書には5つの利益が存在します

損益計算書~まとめ

以上をまとめると上のような図になります

損益計算書とは、一定期間に会社がどれくらい利益を生んだかを表す成績表です

収益、費用、利益の3つの箱に分解することができ、さらには差し引く費用に応じて5つの利益について知ることが出来ます

このように分解していくと、意外と単純な数字の構成で出来ていることが分かるかと思います

損益計算書をみることで、「会社の経営戦略」や「企業の強み・弱み」などを読み取ることが出来るようになります!